ネットで売る商品のパッケージは「厚み」が重要

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皆さんこんにちは。現在フリーで働いていて、”個人メイカー”を目指しているコーダイです。
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耳かきプロジェクト、1歩ずつ進行中です。

さて、商品をネットで販売する場合、当然ですが必ず送料というものがかかってきます。
送料込みで販売するにせよ、お客様に負担して頂くにせよ、なるべく安く抑えたいところですよね。

送料を安くするには、大きく分けて以下の3つの方法があります。

  1. たくさん送る(宅配業者と契約する)
  2. 近くに配送する
  3. サイズを小さくする

毎日大量に商品の出荷が見込める場合は1の方法をとることができますが、いきなりはハードルが高いですし、ある程度売れるペースが分かった後でも遅くないと思います。
2についても、ネットを使うのであればエリアを限定して販売するのは現実的ではありません。

個人メイカーが送料を抑えるためには、3の「サイズを小さくする」という方法が取り組みやすく、いちばん確実に送料を抑えることができます。

そして、商品のサイズが小さい場合、いかに梱包箱の「厚み」を抑えられるかが重要になってきます。

という訳で、今回は小さな商品のパッケージを作る時に押さえておきたい「厚み」についてポイントを紹介したいと思います。

結論から

この記事で言いたいことをまとめると「厚みが3.3cm以内の商品は、通常の宅配サービスよりも送料をグッと抑える選択肢がある」ということです。

以下はその条件に当てはまる商品の送料を安くする方法について詳しく書いていきます。
つまり、自分の売る商品のサイズが3辺とも3cmを超えるものしかない方は、この記事の情報は不要となります。

なぜ厚みが重要なのか

ここでの「厚み」というのは「梱包箱の一番長さが短い辺」のことを指します。
なぜ厚みが重要なのかというと、厚みによってポスト投函による配達が可能かどうかが決まるからです。
では、ポスト投函できると何が良いのでしょうか。

ポスト投函できると送料が安くなるから

当然ですが、ポスト投函による配達のサービスは、対面による受け渡しを行う宅配便よりも送料を安く抑えることができます。

宅配便の一番小さなサイズは60サイズ(箱の3辺合計が60cm以下)が一般的ですが、大手各社の配送料(最も近い距離で配達した場合)は2019年8月現在、以下のようになっています。

会社名サービス名料金
日本郵便ゆうパック800円
ヤマト運輸宅急便907円
佐川急便飛脚宅配便756円
西濃運輸カンガルー便830円

それに比べ、ポスト投函による配送はサイズさえクリアすればかなり安くなります。
その差は最小でも406円。配送ひとつにつき約400円の差は、かなり大きいです。

会社名サービス名料金
日本郵便クリックポスト185円
日本郵便ゆうパケット250円〜350円
ヤマト運輸ネコポス180円〜350円

ポスト投函なら全国どこへ送っても送料が一律だから

送料込みというのがひとつの定番として定着している昨今、配送コストがお客様の住んでいるところによって上下するというのは、案外バカにできないものです。

ポスト投函による配送は、送料が安くなるのも大きなメリットですが、全国どこへ送っても配送料が同じというのも見逃せないポイントですね。

それぞれのサービスの厚み上限を考慮してパッケージを設計しよう

ポスト投函可能なパッケージのサイズはサービスによって違うので、まとめておきます。
利用したい配送サービスが決まっている場合は、それに必要なサイズを前提としたパッケージサイズで設計しましょう。

送料が安い主な配送サービス

商品をポスト投函することによって送料を抑えることができるサービスは国内にいくつかありますが、主要なサービスについてまとめました。そのサービスを利用するにあたっての上限サイズも一覧にしてあります。

会社名サービス名厚さその他サイズ送料
日本郵便クリックポスト3cm25cm×34cm185円
日本郵便ゆうパケット3cm長辺34cm以内、
3辺合計60cm以内
250〜350円
ヤマト運輸ネコポス2.5cm31.2cm×22.8cm契約による
AmazonFBA(小型サイズ1)※12.3cm23.5cm×30cmサイズに応じて※2
AmazonFBA(小型サイズ2)※13.3cm17cm×20cmサイズに応じて※2
オープンロジSSサイズ※12.3cmA4330円※2

※1 フルフィルメント代行サービスです。(商品を指定の倉庫に預け、売れた商品をピックアップして配送してくれるサービス)
※2 別途、倉庫の維持費が必要となります。

デメリットや注意点

送料をグッと抑えることができるポスト投函ですが、デメリットや注意点もあります。

補償額が低い、または補償が無い

上にあげたサービスの内、クリックポスト、ゆうパケットは配送事故があった際の補償がなくネコポス補償の上限が3,000円と、配送事故に対しての補償内容が各宅配サービス(ゆうパックや宅急便など)よりも低く設定されています。

また、AmazonのFBAの小型・軽量商品プログラムは、販売額に上限があります。(1,400円以下)
※同プログラムは他にも対象になるための条件がいくつかあるので、以下のリンクより条件を確認してみてください。
https://services.amazon.co.jp/services/fulfillment-by-amazon/snl.html

これらに対してゆうパック宅急便は配送事故による商品の破損や紛失に対して、30万円までの補償がついています。

商品のジャンルによっては向かない

上記のように、補償サービスが低めに設定されているため、ポスト投函による配送を控えたほうがいい商品もあります。

精密機器やワレモノ、衝撃に弱い商品全般はポスト投函ではなく補償付きの宅配サービスを利用したほうがいいでしょう。あとは商品のブランドイメージを考慮して決めるのがいいと思います。

会員登録や契約が必要なものもある

ネコポス

ネコポスはヤマト運輸が行っているポスト投函型の配送サービスですが、宅急便のように個人が気軽に頼めるものではなく、利用するには事業主として契約が必要になります。

出荷数に応じて配達料金が決まるようで、その目安は公開されていません。また、誰でも契約ができる訳ではなく、担当との面談を経て、サービスが利用できるかどうかが決まります。

僕は今の所、すぐには必要ないので契約していません。

フルフィルメントサービス

先程挙げたサービスの内、Amazonが運営するFBA(Fulfillment by Amazon)と、オープンロジは、フルフィルメントと呼ばれるビジネス向けのサービスです。

フルフィルメントはクロネコヤマトやゆうパックのような個人がよく使うタイプの配送サービスではなく、お客様が商品を注文してから、手元に届くまでに発生する業務全体を代行してくれます。

こちらは会員登録を行えばいいので、ネコポスよりも参加するハードルは低いです。

しかし、商品を倉庫に預けて発送業務を代行してもらうため、単純な送料以外にもアカウント料や倉庫の保管費用などのランニングコストがかかってきます。

ただ、メイカーとして活動していく上で、いずれは物流業務は代行してもらうべきです。

結局、どんな大きさで作ればいいの?

いろいろ書いてきましたが、結局どのくらいの大きさで作ればいいのでしょうか?

冒頭にも書きましたが、3.3cm以内で、薄くなるほど段階的に利用できるサービスの選択肢が多くなります。

もちろんパッケージを商品のサイズよりも小さくすることはできませんが、「○○cm以下ならポスト投函できる」という情報をあらかじめ知っておけば、配送することが前提の商品をデザインする上で合理的な選択がしやすくなります。

小さめの商品(特に3辺のうちどれかが2cm前後)のパッケージを考えるときは、以下のまとめを意識してもらえればいいのではないかと思います。

※厚み以外にもサイズ指定があるサービスがあります。前述の「送料が安い主な配送サービス」で記載した表もご覧ください。

ランク厚みFBA
小型2
クリック
ポスト
ゆうパケットネコポスFBA
小型1
オープンロジ
S2.3cm
A2.5cm
B3cm
C3.3cm
D3.4cm〜

この表で、ランクが高い厚みをクリアできるほど、使えるポスト投函サービスの種類が増えていきます。

今自分がデザインしている商品が、

  • ネット販売が前提(何らかの配送サービスを利用する)
  • ポスト投函による配送で問題ない商品(ワレモノや精密機械ではない)
  • パッケージを含めた厚みが、S〜Cのいずれかをクリアできそう

これらの条件を満たせる場合は、上記配送サービスの配達可能なサイズを意識して商品をつくると、販売コストの削減に役立つと思います。

それではまた!

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